核と寄生虫の国

ストレートニュースで読んだわけではないが、本日付の東京新聞によると、板門店から脱北して北朝鮮側から銃撃された兵士が危険な状態を超え、回復に向かっているという。さらに韓国側の担当医の話として、臓器から大量の寄生虫が見つかったという。解説によると、北朝鮮で寄生虫は珍しくないといい、通常は中国から安価に輸入される虫下し薬で駆除されるはずのものが、国境を警備する兵士の中ではエリートに属する者にももはやそうした薬が行き届いていない現状を示すものとして注目されている。日本でいえば、戦前あるいは戦後まもない窮乏の時期といったイメージだろうか。映像メディアを目にしていると、核兵器の開発やその脅威ばかりが煽られているが、同国の足元はすでにガタガタになっていることがうかがえる。

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