粛清体質に覆われる日本共産党

日本共産党の党内粛清の嵐が福岡県方面から栃木県方面に一気に“北上”したようだ。SNS界隈ではすでに飛び交っていることだが、福岡県委員会を解雇・党員除籍された神谷貴行氏らの処分に抗議文を寄せていた古書店のかぴぱら堂(党員夫婦で運営)を同党栃木県委員長が訪問し、SNSでの発信をやめなければ「党員としての資格を喪失したものとみなす」と通告したという。党中央の方針に従わない者は出て行けという従来方針からの延長に見える。仮にこの国が北朝鮮と同様であったなら「公開処刑」されかねない事態なのかもしれないが、幸い、日本社会は民主主義社会だ。長年党員として献身的に活動してきたとみられる党員夫妻が党の方針に声をあげてきたことは共産党ウォッチャーにはよく知られた話で、この政党の粛清体質が他の共産主義政党とまるで変わらないことを露呈させている。日本共産党はこうした行動によって、また票を減らすのではないか。判断能力を失った上層部が運営する団体がどのように衰退していくのか、同党の現実はその重要モデルを指し示していると思えてならない。

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