小学校時代の恩師

過去にも書いたが、小学校高学年の5・6年のときの担任はゴリゴリの共産党の女性教諭だった。当時はそうした政治認識はカケラもないが、後から振り返ってよかったと思う点が幾つかある。一つは子どもながらに平和意識を「注入」してくれた点だ。漫画「はだしのゲン」を読むように強要され、教室の後ろの棚に全巻並べられていた。休み時間に読むように奨励されていた(ので、私も読んだ)。あと記憶に残っているのは、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を学習した際の記憶だ。いまごろになってふと原文を読み返してみたくなって、文献を取り寄せ読んでみたが、懐かしい思いがした。これは政治的な思い出だが、この2年間の間に、中国の毛沢東、周恩来が立て続けに亡くなった。この2人のことを宣揚していたことを覚えている。すでに日本共産党と中国共産党は断絶していたはずだが、詳しいいきさつはわからない。この先生が90代で存命であることを同窓会のつてで最近知った。T先生、お元気でいてください。

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