羊頭狗肉の典型

愚かなことだが、私もかつては日本共産党を「人権の党」と勘違いしていた時期があったことを白状しなければならない。多くの歴史認識問題でまっとうな活動をしているのは、なぜか共産党関係者あるいはシンパの方が多いようだ。また共産党自体がそのようなPRを行っている。だが各国の歴史を見渡しても、これほど人を殺してきた「非人権」の主義も珍しい。少なくともその規模は、ナチス・ドイツを優に上回る殺害数だ。かつてのソ連、いまの北朝鮮も例外ではない。日本においても、過去の党最高責任者がかつて仲間をリンチ殺害した疑惑が大きく取り上げられたこともあった。実際は「非人権」の権化ともいえる行動をとる政党なのに、日本の共産党は「人権の党」をいまだに偽装している。これが共産党の実態であり、本質だ。私はそのことに気付くのにしばらく時間がかかったが、いまはもうそうした確信は微動だにすることもない。

左翼知識人で平気で「しんぶん赤旗」に登場する人を見ると、鼻白む感情をもつのも、けっしておかしいことではないだろう。

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