共産主義国100年

本日付産経新聞は旧ソ連が成立して100年の日であることを社説で取り上げている。ロシア革命(1917年)と比べ、ソ連成立(1922年)はあまり言及されることがないが、その1922年の同じ年に、日本共産党は結成された(ことになっている)。この社説にあるとおり、いまものこる中国、北朝鮮は周辺諸国に脅威を与え続ける。ロシア革命の子どもである日本共産党は、当初はソ連、中国、北朝鮮の各共産党と「兄弟党」の名称で関係を誇り、一時は世界の3分の1をこれらの国々で占めたなどと実績を自慢する綱領を掲げていたこともある。いまでは都合が悪くなったのか、旧ソ連をボロクソに非難し、中国、北朝鮮とは「他人」のフリをするのが通例となっている。日本共産党の100年の歴史はこのように180度、主張を転換した歴史であり、そこに合理的・普遍的な理由は説明されていない。共産主義100年の「実験」をへて、この主義に将来性がないことは明らかであるので、日本共産党は共産主義の旗を捨てて、社会民主主義政党として生まれ変わるのが得策だ。その上で、他の社民勢力との合同・連携を進めるのが現実的に見える。

https://www.sankei.com/article/20221230-KKPOFRW7LNO4TCYKJEXJXRWR6U/

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