池田SGI会長の入会から75周年

池田名誉会長の入会75周年の日である。1947年8月24日のことだった。その10日ほど前に東京・大田区内の座談会で戸田第2代会長と初めて出会っている。戸田会長は国内の布教基盤を整備し、海外に出ることは一度もなかった。世界布教の構想は第3代会長に託されたが、現在、世界の隅々に日蓮仏法が広がった理由は池田名誉会長の行動にある。戸田会長の出獄から逝去までを描いた『小説人間革命』に比べ、池田会長の時代を描いた『小説新・人間革命』では就任間もない池田会長が積極的に世界に出ていき、世界布教の流れをつくる場面が多く登場する。創価学会が信奉する鎌倉仏教である日蓮仏法がいまや世界へと広がり、人種や目の色をこえて日蓮と同じ題目を唱える時代となった。世間では政治家の葬儀のあり方が問題になっているが、他国の政治家に比べて遜色がないといった程度の政治的な成果と、世界の隅々に平和の理念に基づく思想を普及した功績とは、まったく次元が異なる。池田名誉会長の戦いがなければ、世界はもっとすさんでいたはずだ。創価学会の世界平和をめざす理念は、とってつけた新興宗教のそれともまったく異なる。人間生命の根底から説き起こした「人類普遍」の理念だからだ。

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