プーチン逮捕状のゆくえ

2002年に国際刑事裁判所(ICC)が設置されたころ、これで国際紛争を裁ける、平和が訪れると考えた雰囲気があったと記憶する。国際法に基づいて戦争犯罪などを裁く常設の国際刑事法廷だったからだ。今回、ロシアのプーチン大統領に逮捕状を出すべくすでに捜査が開始されている。報道によると、有罪に持ち込めたのはこの20年間でわずか10件というが、今回のように「これは戦争ではなく、単に人殺しだ」をいう現地の声を無にしてはならない。たとえプーチン氏をすぐに逮捕できないとしても、逮捕状を発付する意義は極めて大きい。力による支配ではなく、法による支配を厳然と示すことが、今後の世界秩序を再構築する上で重要に思える。

ロシア軍の「戦争犯罪」 追及で注目集める国際刑事裁判所の捜査 プーチン大統領の責任を問えるのか:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

トラックバック・ピンバックはありません

ご自分のサイトからトラックバックを送ることができます。

現在コメントは受け付けていません。