タブーなき新聞を標ぼうするタブー満載の新聞

本日付のしんぶん赤旗は5面で「旧ソ連・ロシアの覇権主義と対決 日本共産党」という大型解説記事を掲載。現状のロシア包囲網の火の粉が自分たちに降りかかることへの危機感の裏返しだ。確かにその紙面で示されている内容は一面的な事実ではある。だがそこには、ソ連やロシアと対決する「以前」の100%手放しでソ連翼賛した時代のことは意図的に省かれている。全体で見れば、ウソそのものの紙面といってよい。旧ソ連社会を天まで持ち上げ、礼賛し、地上の楽園であるかのように描いていた過去のアカハタ。その期間は相当に長い。つまり、そうした過去の不都合な紙面をもとにまったく正反対の大型解説記事を作成すれば、そのまま同党に関するわかりやすい形の「パロディ」に変化するだろう。日本共産党の主張はそのような欺瞞に満ちたものにすぎない。「しんぶん赤旗にはタブーがない」が同紙の売りらしいが、このコラムで何度も指摘しているとおり、自分たちの党の歴史については“タブーだらけ”であり、“ウソだらけ”の紙面である。

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