日本に独裁政党はなじまない

昨日付のしんぶん赤旗に「志位委員長語る」の文字とともに「政権交代のため共産党を含めた野党共闘が必要だ」とあるのを見て、まだ言っているのかと呆れたような気持ちになった。すでに労働組合の連合からバッテンをつけられ、国民民主党も独自路線をとっている中で、「政権交代」だの「共産党を含めた野党共闘」など、まるで衆院選挙前のスローガンをあいもかわらず繰り返しているように見えたからだ。先の総選挙において共産入り政権の野望は立憲民主党の敗北によって一定の結果が出た。ことし7月の参院選挙は政権選択選挙ではない。同党は創立100周年の記念の年だけに、党員向けになにかの「おみやげ」は必要なのだろうが、「共産入りの政権交代」のスローガンなど、こんご二度と御免こうむりたい。このコラムでも何度か指摘しているはずだが、政権に本当に入りたいのであれば、党大会を開催して党綱領を改訂し、共産主義国家をつくる大目的を捨て、社会民主主義政党に“変身”するなどしてから言ってほしい。

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