共産戦略で「墓穴」掘った立憲民主党

枝野代表が辞意を表明した。年内にフルスペックの代表選が行われるという。今回、立憲民主の比例議席が大幅減となった背景には、日本共産党との合意が挙げられている。政権選択選挙において勝利した場合、共産党が「閣外」から協力するというあれだ。これは共産党側が協力の「保険」として立憲側に求めたもので、枝野代表がそれに応じて勝利後の形を有権者に可視化してしまった。その可視化の印象が、自公に代わる責任政党としてみなされないという立憲イメージの毀損につながったという見方だ。本日付の朝刊では、年内に行われる代表選では共産党との連携の可否が最大争点となる旨を書いた新聞もあった(読売)。もしも私が後継者の立場で妄想するならば、日本共産党には次のように通告する。「共産主義綱領を変更してください。その前提がない限りは今後は一緒にはできません。もしその選択をしていただけるのであれば、気持ちよく共闘することをお誓いします」。その上で、国民民主党と腹を割って話し合い、早期に一本化する。その前提のもとで次の参院選、衆院選に臨むシナリオを描くだろう。ゆめゆめ「革命政党」の本質を軽く考えてはならない。いくら厚化粧をして有権者を欺いてみたところで、例え本人たちが気づいていないとしても、その本質は何も変わっていないからだ。

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