日本共産党「暴力革命論」が話題

昨日のTBSひるおびで八代弁護士が日本共産党に関し不用意な発言をしたことがSNS上で話題となっている。八代弁護士は「共産党はまだ暴力的な革命を党の要綱として廃止していませんから」と述べたとされるが、この「要綱」という言葉が問題のタネになった。これを「党綱領」と受け取れば、それは現時点においては間違いであるし、「過去の党大会決定」と受け取れば、それは真実であるとみなされる。現在の同党の綱領に暴力規定は存在しない。だが過去の党大会決定においては暴力革命は肯定されているし、同党はいまだにその決定を廃棄していないとされる。その意味で、八代弁護士は、地雷を踏むにはちょっと脇が甘すぎた面があったようだが、100%のデマを飛ばしたわけでもない。日本共産党は過去に暴力規定をもった「51年綱領」を持っていた時代があることは事実だし、それをもとに組織的に「殺人行為」にも手を染めた。問題はむしろ、それらの行為をいまもまったく反省していないという一点にある。それはともかく、ひるおびという番組は月曜日にこの件を謝罪するようだ。ただ謝罪する内容は、「現在の綱領にないこと」に誤解を与えた点のみで十分と思われる。

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