志位和夫が語った公然たるウソ

本日付のしんぶん赤旗に掲載された志位委員長の「日本共産党がめざす社会像」というページは興味深い。特別講義において生徒の質問に志位氏が答える場面がある。そこで生徒から日本共産党が権力を握った場合、思想弾圧や人権弾圧が行われる可能性がないのかとの質問に対し、志位氏は「そんなことは絶対にしません」「絶対にやらないということは、ここでもはっきりお約束したい」「政権が弾圧を行うなどということは絶対にありえません」「絶対におこさない」と4回も否定を繰り返している。だがそこには根拠となる担保は何もないのだ。事実、志位氏はここでロシア革命や中国革命で人権抑圧が起きた理由として、「歴史的な条件の大きな違いがある」として、この2つが武力革命で始まった経緯を指摘する。日本はすでに民主主義の制度が確立されているので、この2つの国とは異なると強調しているのだ。だがそこには何の説得力も感じられない。実際、民主主義が確立されていたはずの香港では、簡単に人権抑圧の地域と化してしまった。志位氏の主張はなんら合理性を伴っていないのである。志位氏の発言は結局は「やるやる詐欺」でしかないようだ。

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