メンツにすがって生きる人びと

反逆者の行動の結果は、けっきょくはメンツにすがって生きるしかなくなるということだ。言葉を変えて言えば「自己正当化」ということに尽きる。そこに「自省」という文字の入る余地は微塵も存在しない。すべて相手または環境が悪いのであり、自分の行動はすべて相手の行動の結果であり、自分には1ミリたりとも非はないと彼らは考える。およそ人間社会においてそのような事案というのはほとんどありえないのが常識というものであろうが、彼らはみな一様にそのように考える。これは人間心理における「一つの法則」ともいえるかのようで、その法則を知悉していれば、何ら驚くにも当たらないということにもなる。

「分派活動」の結末は、自身の不始末を棚に上げ、どこまでも「自己正当化」に終始する以外にない。結論として、一生涯かけてもアウフヘーベンできない人たちということになる。

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