国政選挙に確実に波及する都議会選挙の結果

東京都議会選挙が告示された。次の国政選挙の流れを決めると言われているので、どの政党も力を結集している。国政の余波がどのような形で影響するのか、まだ未知数な部分もある。20年ほど前、フリーランスとして駆け出しのころ、東京都議選の取材に入った。当時は若々しくてピチピチしていた候補者が、いまではただの年相応の人物になっていたりする。

公明党と共産党の確執は、当時も今も、まったく変わっていない。共産党は20年前は日本社会党の党名変更・衰退という“漁夫の利”を得て、過去最高の26議席を獲得、大きく躍進した。同党はいまは民進党の党勢衰退に乗じているだけという基本構図は何ら変わっていない。要するに、同党は「日本を共産主義化する」という時代錯誤の野望を隠して、≪他力本願≫で常に戦っている存在にすぎないのだ。

97年都議選の翌年の参院選挙では、共産党は全国比例区819万という立党以来の過去最高票を叩き出した。その意味でも、都議選が大きなバロメーターとなることは間違いないのだ。

 

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