BCG接種の明らかな効用

日々変化するコロナ関連の数値。世界の感染者は公式数値で300万人、死者20万人となっている。死者が5万人と最も多い米国、さらにイタリア、スペイン、フランス、イギリスはいずれも2万人台だ。日本は欧米に比べれば死者数は少ないとはいえ、第1次感染を抑え込んだ韓国よりすでに感染数・死者数で上回っている。完全に抑え込んだ死者数6人の台湾には比べるべくもない。本日付の毎日新聞夕刊は、喧伝されているBCG接種について、詳しく解説した記事を掲載した。科学的な結論が出ているわけではないが、BCGの定期接種を導入している国とそうでない国とでは、明らかに死亡者数に差が出ている現実を指摘する。例えば隣国同士の場合がいちばんわかりやすい。接種国のポルトガルと定期接種をやめたスペインとでは、死者数に大きな開きがあるという。さらに死者数が多いベルギー、イタリア、オランダ、米国などはいずれも定期接種を導入したことがない国という。以下は私見がまじるが、日本で感染爆発は行っていないなどと喧伝されているものの、すでに実際は市中感染は爆発的規模で起きていて、たまたま、BCG接種(仮説だが)のような何らかの要因で、欧米に比べ、死者数は「運よく」目立たない程度に抑えこまれているというのが実態かもしれない。緊急事態宣言はゴールデンウィーク以降もしばらくは継続される見込みのようだが、上記のような仮説に基づけば、これ以上は過度に社会閉鎖する環境をつくるのではなく、新型コロナという敵の特性をわきまえつつ、適切に対処・共存する道をとるしか方法が残されていないように感じられる。

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