志位和夫が「最後の委員長」になる可能性

本日発売の月刊『第三文明』(5月号)の連載で、日本共産党の根本疑念について取り扱っている。同党が過去の暴力活動を指摘されるたびに、「あれは当時分裂していた別の分派が勝手に行ったことだから、今の我々には関係ない」という言い訳がそもそも正しいのかどうかを検証している。結論はその言い訳は事実に基づいておらず、虚偽に基づいた言い逃れにすぎないというものだ。そうした言い逃れを、この党は宮本顕治・不破哲三・志位和夫・小池晃とおよそ50年にわたり延々と続けてきた。党委員長となって20年になる志位委員長は、すでに宮本・不破の在任期間を大きく超え、同党の歴史における「最長記録」を更新しつづけている。適当な後任が見当たらないという後継者不足が背景にあると思われるが、同人が「最後の党委員長」となる可能性はけっしてゼロではない。

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