空気が読めないKY宰相

ここにきてもまだ9条改憲に手を突っ込む動きが自民党内で加速化しているようだ。単純な疑問だが、公文書偽造問題について、なぜ行政の長たる安倍首相は、部下の財務省に早期の徹底解明を指示しないのだろうか。さらになぜ「勝手になんということをしたんだ」と国民の前で怒らないのだろうか。またなぜ国民に向かって、早期解明を約束できないのだろうか。

いずれもすべて自分もグルだと言葉に出さないまでも示しているようにしか、国民には映らない。首相夫人には国家公務員の付き人が付いていたというのだから、国費を使って夫人は動いていたことになる。

問われているのは「綱紀」であり、首相に求められているのは、権力行使の「公平性」だ。その意味では「お友達内閣」と批判された第1次政権での過ちと、まったく同じ過ちを、安倍首相は繰り返したにすぎないのではないか。

国民世論は公平性には敏感だ。政治的リーダーシップをとる人間は、その点を心してかからなければいけない。

トラックバック・ピンバックはありません

ご自分のサイトからトラックバックを送ることができます。

現在コメントは受け付けていません。