検察自身に自浄能力はない

本日付毎日社会面に村木厚子さんの長めのインタビュー記事が掲載されていた。大川原化工機事件について「ストーリーありきの捜査で、私のときと全く同じ構図だと思いました」との言葉で始まる。検察のこの体質は今も昔も変わっていない。村木氏は具体的に「取り調べの録音録画の導入」と「証拠開示の適正化」を提案している。いずれも政治のなすべき仕事だ。話は関連するが、この通常国会で再審法改正ができるかどうかに注目してきた。法務省側は時間延ばし作戦に出て、今国会での成立は選択的夫婦別姓制度の導入問題と同様に不可能と見られている。どちらの法改正も参院選後の“仕切り直し”になることが確実なようだ。石破政権が参院選を乗り切った暁には、いずれの法改正もきちんと前に進めていただきたい。

追跡公安捜査:「司法の責任をサボるな」 冤罪から16年、村木厚子さんのデジャブ | 毎日新聞

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