農水省の失政が招いたコメ高騰

本日付の東京新聞「核心」はコメ高騰問題で、農水省の収穫量の算出に誤差があり、計算ミスによって現状に至った疑惑を報じている。だれかが買い占めたとか、投機筋の影響などとこれまで原因がはっきり追及されてこなかったのはこの国のメディアの弱さが幸いしているように見えるが、根本的には行政の失策であることは疑いようのない事実に思える。問題は、どこに原因があり、どこを正すべきかという「再発防止策」にこそあり、それは明らかに「政治」の領域だ。報道が過熱すれば、この問題ひとつで政権が倒れてもおかしくない。もっともその責任は石破内閣にあるわけではなく、長年の自民党農政の集積の結果と見るほかない。

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