しんぶん赤旗が異例の「減紙」宣言

本日付の赤旗1面を見て驚いた読者も多いだろう。新聞用紙の急騰に伴い、現状のページ建てでは発行継続が困難となっているため、来年1月から大幅な減紙に取り組むとの告知が掲載されたからだ。16ページを基本とする日刊紙を14ページまたは12ページに、タブロイド判36ページの日曜版を32ページにするという。もともと同党の中央委員会機関紙である「しんぶん赤旗」は最盛期の355万部から、いまでは90万部と激減しており(日刊紙と日曜版を合わせた部数)、すでに4分の1に落ちている。そのため党幹部は「日刊紙を引き続き維持し発行することも困難なギリギリの局面に来ている」(市田忠義副委員長)と述べており、すでに日刊紙の存続が課題となっていたところに、思わず資材高騰の余波を受けたわけだ。「しんぶん赤旗」は一般紙とは異なるが、全国を網にかけたいわば全国規模の新聞であり、政権批判という意味では一定の役割を果していることを個人的には認めないわけではない。ただし同党の存在目的が「革命政党」として日本を共産主義化することをめざしている事実を無視することはできない。よく言われることだが、日本共産党はお寿司におけるワサビの存在であって、多すぎるとまずくて食べられないが、まったくないと、味気なくなるという役割に近い。

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik22/2022-12-22/2022122201_04_0.html

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