感染拡大を内心で喜ぶ日本共産党

本日のしんぶん赤旗の見出しは「予想」できるものだった。1面トップ、横に「東京感染最多2848人」、縦に「これでも五輪続けるのか」。どうだまいったかと、いわんばかりの紙面である。こうした主張の理由として、日本共産党は「命を大切にする」と言っているが、70年前、その命を自分たちで奪った事実には頬かむりしたままだ。さらにその事実を認めないでずっと来たから、これは70年前の「終わった問題」ではなく、「今にも続く」今日的な問題にほかならない。

普通に考えれば、新型コロナ対策の政府の後手後手の対応が、世論の不満をため、さらにその不満を党派党略のために五輪開催に結びつけたのが共産党の主張だ。逆にいえば、コロナ対策が先手先手で行われていれば、このような事態すら生じていなかっただろう。その意味では、政府与党の責任が重大なことも事実である。五輪開催国だから、もっと早くワクチン供給を行えるよう、なぜ強く主張しなかったのか。これはひとえに首相のリーダーシップと勘所の問題であり、使えないワクチン担当相を選んだ任命責任も首相にある。今の首相は誰がやっても結果は大差ないとする論をよく見かけるが、それはまったく違うだろうという思いだ。

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