「10・10大空襲」から76年の日を前に

沖縄で大空襲が行われ、わずか一日で那覇が廃墟となった「10・10空襲」からあすで76年となる。76年前の本日夜、沖縄に駐留した日本陸軍幹部は宴会を開いていた。半年後、沖縄戦という名の地上戦が行われたが、日本本土への上陸作戦を少しでも「先延ばし」する目的で、沖縄の地が「人柱」にされた。その命の借りを、日本本土はいまだに返してはいない。むしろ借りは増える一方で、その当初の借りの意識さえ、本土は失ってしまっている。本来私のような「左側」に位置する人間ではなく、「右側」の人間こそが声を大にして叫ぶべきであろう。「命が一番大事だ」などと言っている輩に限って、口先だけの人間は見ていて呆れることばかりだ。逆に本当に「命を大事だ」と思っている人間は、口先で軽々しく言わないものだろう。ことしは日本敗戦から75年、沖縄戦から75年の節目ということが言われてきたが、すでに物事は76年に向かって進んでいる。

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