入管施設の長期収容を是正する措置

本日付の読売新聞は1面トップで、入管施設の長期収容問題に対処する法務省の対応を記事にしている。それによると、出入国在留管理庁は新たな制度を導入し、批判の強い長期収容を解消するための措置をとるという。同じ読売の社会面では、技能実習生がコロナ解雇で国に帰るのではなく、別の業種で特例措置として転職している実態を明らかにしている。国にとって建前上は研修名目の制度のはずが、実態は労働力確保であることを自ら証明する皮肉な結果になっていることを記事は指摘する。「内なる国際化」の問題は、日本社会のありように密接に関係する。新聞は現場発の記事をもっと増やし、政府の対応をより強く後押ししてほしい。

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