妙観講にいいように使われる足軽会3人のブログ

2月中旬のこの時期になると、私は1996年の出来事を思い出す。2月15日に発売された「週刊新潮」で、池田名誉会長に関するデマキャンペーンが始められた事件のことである。この事件の背景に、日蓮正宗内の先鋭的活動部隊=妙観講が密接に絡んでいたことはいまや歴史に確定された事実である。

当時、日蓮正宗には大きな危機感があった。その一つは、法主の阿部日顕が自分側から起こしたシアトル訴訟の進展に関するもので、阿部が過去にシアトルに出張した際、夜中、密かに街に繰り出して金髪女性を「買春」していたことをすっぱ抜かれ、それを名誉棄損として民事提訴していた事件である。この裁判で阿部は自ら墓穴を掘る形となり、一審で「真実性」を認定されてしまう。その裁判の過程にあって、日蓮正宗側は焦っていた。意趣返しとして、創価学会の指導者である池田名誉会長に、存在しない架空のスキャンダルをなすりつけ、イメージダウンを図ったのが、上記の「週刊新潮」キャンペーンだった。

「週刊新潮」キャンペーンは、架空のスキャンダルの証言者であった狂言夫婦が池田名誉会長を訴えた裁判で、事実的根拠が乏しいとの理由から≪訴権の濫用≫として訴訟そのものが却下される異例の事態へとつながった。また阿部日顕が名誉挽回のために訴えた上記のシアトル訴訟は、やぶ蛇に、意図したのと逆の結果となったことは、日蓮正宗側からしてみれば、皮肉な結果だったというしかない。

さらに1996年といえば、妙観講元最高幹部を窓口に5年前に実行された連続電話違法盗聴事件が発覚、日蓮正宗内部に震撼が走っていた時期でもある。

前置きが長くなったが、日蓮正宗の「尖兵」となって活動してきた妙観講が、密接に関与して発行している機関紙『慧妙』が、2月1日号で、足軽会の元職員3人のブログを引用し、池田名誉会長の病状を指摘し、揶揄する記事を大きく掲載した。さらに最新号(2月16日号)でも、同じ元職員3人のブログを引用し、池田名誉会長を揶揄する記事を続けて掲載している。

つまり、元職員3人の行っている行為は、日蓮正宗や妙観講に“塩を送る行為”であり、利敵行為以外の何物でもないことが事実の上から明らかだ。

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