スムーズにいきそうもない入管法審議

政府が来年4月から施行したいと強く望む外国人受入れ政策に向けた法案審議が始まった。これまで30年近くどの政権も手をつけずに来た問題だが、あまりにも早急なタイムスケジュールと、その内容が精密なものとも思われないことから、野党だけでなく与党からも批判の声が噴き出している。この臨時国会は自民党総裁選の影響から召集時期が例年より1カ月ほど遅かったこともあり、審議日程はかなり限られている。とうてい十分な時間の議論ができるとも思われず、野党側が採決にすんなり応じるとも思えないので、結局のところ、強行採決せざるをえなくなる可能性が高い。このような国の根幹を変えてしまうような法律を、仮に力づくで押し通すとなれば、その結果責任は、ますます重いものになってしまうだろう。

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