石破首相は日本の未来を開け

石破首相の所信表明演説に野党とマスコミはいずれも批難ごうごうだ。言ってきた独自の政策がほとんど盛り込まれていない「石破カラー」の欠如を指摘する内容だが、それでも防災省(庁)設置や地方創生の強化などは石破内閣の特色だろう。こんご総選挙をへて政権を維持する場合、この内閣が結果として何を残すかは重要な点となる。防災省構想は不必要との批判も多いようだが、日本の避難所が関東大震災の昔から変わっていないとする首相の主張は有権者には身近な問題として響く。どのような災害が来ても対応できる心構えと、現実的な対処方法をシステム化しておくことは今後の国民生活において大きな意味をもつ。あとは何を石破カラーとすべきかと問われれば、やはりいくつかある中では選択的夫婦別姓だ。この問題は安倍政治の守旧的な部分に小さな風穴を空ける効果をもたらす。日本が明治的封建制から脱却できないのは、まさにこの問題に反対している現勢力の増長があるからだ。安倍派議員を裏金問題で淘汰し、日本の未来に勇敢に風穴を空けていくことがこの国の正しい方向性と確信する。

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