佐藤せい子って何者?

 若い読者から、妙観講の佐藤せい子とはどのような人物かという問い合わせがあったので、簡単にお答えする。この人物(65)は、現在も妙観講の副講頭だが、講頭の大草一男(62)の「右腕」とみなされている女性である。ちなみに大草は、佐藤せい子の実妹と結婚し子どもをもうけているので、二人は親族関係にある「身内」そのものである。
 妙観講には、創価学会を脱会して入った者とそうでない者に分かれるが、せい子は脱会組ではない(講頭の大草は、東京・練馬の学会組織から脱会した立場である)。大草は若いころ、夜の商売(スナックのようなもの)を自ら開いて営業した時代があるが、せい子はそのときの客だったとされる。
 その意味では、せい子は妙観講の古い時代のメンバーの一人だが、妙観講の初代副講頭というわけではない。初代副講頭の女性は別におり、それは、大草が学会組織を脱会するときに共に引きつれた女性(67)だった。
 妙観講の前身となる信仰グループは、この2人の女性がキーパーソンとなっていたようで、それぞれの居宅(アパート)を拠点とし、活動がなされた時代もあったようだ。若い頃、講頭の大草が、佐藤せい子らにマンションを又貸しし、大草とせい子の2人の住民票が同じ住所地に置かれていた時期もある。2人がどのような関係にあったかは詳細には承知していないが、マンションを又貸しする程度の人間関係にあったということは言えるだろう。
 繰り返しになるが、この佐藤せい子は、信平狂言事件において重要な役割を演じている。新潮記者に同行し、信平信子夫婦に対して妙観講機関紙「慧妙」編集者兼記者の立場で取材し、妙観講側の世論形成に直接的に関与してきた存在だ。また信子の記者会見なども後支えし、虚偽訴訟を起こすに際しても、その存在が確認されている。冒頭に指摘したように、この女性は大草の「片腕」とされてきた人物であり、妙観講側の重要人物の一人といえる。

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