【衆院選】 因縁の公・共対決

先の衆院選の結果を都道府県別に見た場合、共産党の得票率が公明党のそれを上回ったのは、共産党の強い地盤を誇る京都府と、長野県の2県である。一方、拮抗する形となった東京ブロックでは、市区町村によって色分けが分かれた。東京23区内で、公明党の得票が共産党を上回ったのは以下の9区のみ。あとの14区は共産を下回る結果となった。

 

【東京23区で公明が上回った区】

墨田区、江東区、大田区、荒川区、板橋区、練馬区、足立区、葛飾区、江戸川区

 

以上を見ると顕著な特徴に気づくことになる。いずれも「下町」と呼ばれる地域ばかりだ。一方、東京都西部の多摩地域では、自治体によってまったく2分されている。同じように公明党が勝った市を列記してみる。

 

【23区以外で公明が上回った市】

八王子市、立川市、青梅市、昭島市、町田市、小平市、東村山市、福生市、東大和市、武蔵村山市、羽村市、あきる野市

 

この動向は再来年の統一地方選挙や参院選まで続くものと思われ、最終的な因縁の「公・共対決」の行方は、東京が主戦場となっていることは明らかだ。

 

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