【告知】 沖縄空手の新連載

沖縄空手の取材を始めたのは2017年。同じ年の3月に豊見城市に沖縄伝統空手の殿堂ともいえる「沖縄空手会館」が県予算などで建設され、その夏に行われた沖縄空手国際セミナーに参加したことに始まる。沖縄空手の歴史、さらに各流派の多様性に魅かれて、取材を続けている。その結果、2020年と21年に『沖縄空手への旅』『空手は沖縄の魂なり 長嶺将真伝』の2冊の書籍にまとめることができたが、各流派の取材では稽古まですべてを観察したわけではなかった。道場によっては稽古風景まで見学したところもあれば、道場に赴いて道場主に話を聞かせてもらっただけで、そのまま記述したケースも多い。その結果、自分の中では若干の消化不良が起きていることを実感していた。このほど「道場訪問」の企画が通ったので、武術的にこれはと思う道場を随時回らせていただく予定になっている。最初に取り上げるのは戦後の沖縄空手界で最も古い道場と思われる究道館(小林流)、さらに現在日本本土で最も高い知名度をもつ沖縄空手流派の一つである沖拳会(沖縄拳法)を紹介させていただく予定だ。

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