カテゴリー ‘空手’ のアーカイブ
徒然なるままに

空手随想 5 

45歳からの手習い 「不惑」の年をすぎた45歳から、私は空手を始めた。正確には再度挑戦してみた。 最初にもっとも感じたことは、空手道場に来る生徒層の変化である。30年前は血気にはやる10代の若者がほとんどであったのに対し、子どもがやたらと増 ...

空手随想 4

極真流派の型 沖縄の空手には大きく2つの流れがあることは有名だ。「首里手」および「那覇手」と呼ばれるもので、前者が松濤館流や糸東流、後者が剛柔流などに受け継がれる。もともと極真空手は剛柔流の影響を強く受けていることは明白で、極真流派に受け継 ...

空手随想 3

極真福岡支部道場の思い出 私が最初に極真支部道場の門を叩いたのは1980年、中学3年生を終えた春だった。剛柔流の初段資格を持っていた父親が理解を示してくれ、高校受験が終わったご褒美に、同行して入門手続きをとってくれた。以来、高校に入って1年 ...

空手随想 2 

60代でピークを迎える空手 極真空手は試合を行い、それを観客に見せることで知名度をあげた。鮮やかな上段回し蹴りでノック・アウトされるシーンなど、視聴者にプロレスやK1と同じ興奮を呼び起こしたと思われるからだ。だがもともとの空手に、試合の概念 ...

空手随想 1

空手の原点は沖縄 私を含むいまの50代くらいは、空手といえば極真空手が最強だと長らく信じていた。同空手の創始者を扱った劇画がブームとなり、日本の若者の一世を風靡した。だが最近はそうした評価はかなり変化している。90年代前半、創始者が他界した ...