志位和夫の独善主義⑤ 理論破綻の政党

日本共産党はいまだに綱領の冒頭で、自分たちを「科学的社会主義の政党」と豪語している。同党が最初の綱領と自己主張する「1961年綱領」を一度ご覧になるとよい。ソ連・中国を翼賛し、世界で社会主義勢力が半数近くにのぼり、自分たちの世界制覇を予言するかのように振る舞っていた。だがその綱領の内容は、歴史が裁いた。91年にソ連は崩壊。東欧も同じ。困った彼らがやったことは、社会主義は15億人、中国とベトナムとキューバと変節した。ここに北朝鮮が入っていないのは、彼らの配慮である。そしてことし、とうとう中国も除外した。一般に「科学」には(1)普遍性(2)再現性(3)客観性が要求される。だが上記の経緯はそのすべてが備わっていないことを意味する。要するに、綱領の最初に「嘘八百」を掲げる政党ということになる。これでは安倍晋三を嘘つきよばわりする「資格」がそもそもないというしかない。安倍がダメなら、志位はそれ以上にダメ。これが政治の正しい観方だと思う。

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