今ごろ『資本論』に頼る共産党の黄昏

昨日付と今日付の「しんぶん赤旗」で日本共産党が新たに刊行した新版『資本論』について、志位委員長と不破前議長の記念講演の内容が掲載された。かつて『資本論』を編集したエンゲルスの方針に異を唱え、内容を新たに編さんして発刊するもので、「これまで世界に例がないもの」(不破)と自画自賛に余念がない。だが100年以上も前に書かれたこの書物は、多少の編集の変更を加えたところで、それが「魔法の杖」になるわけでも、あるいは「万能薬」として機能するわけでもない。要するに日本共産党が理論的に存続するための「窮余の策」というのが現実の姿だろう。実際にこんな古文書にすがったところで、過去に1億人以上を殺害した共産主義がまともに生まれ変わるわけでもない。この書物の出版さらにこの刊行を用いて権威付けを狙う日本共産党の試みそのものが、実際は同党の黄昏を示しているといえそうだ。

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