50代半ばの位置づけ

 「人生100年時代」に入ったとのフレーズを最近よく耳にするようになった。たたし私には他人事にしか聞こえない。いずれにせよ、50代半ばにも入ると時折驚くようなことがある。自分の年齢が、自分が結婚したときの父親の年代に入って愕然としたことをこの前も書いたが、最近もある著名人に関する評伝を目にしてまた驚いた。一つは美空ひばり(1937-89)の評伝だったが、52歳で他界。すでにその年齢を超えてしまっている自分に驚いた。最近は九州が生んだ著名な芥川賞作家・火野葦平(1907-60)の生涯をたどっていて同じ思いがした。この方も53歳になる直前で今生を終えている。要するに、いつ生を終えてもおかしくない年代に入ったということを自戒しなければならなくなったということだろう。

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