サイコパスは一見すると「いい人」

サイコパスは良心の呵責が希薄な異常人格者のことだ。犯罪心理学の分野では、各社会に一定の比率で存在し、犯罪を犯す者とそうでない人間がいる。興味深いのは国によってその比率もだいぶ変わるということだ。例えば一般的にも、米国と日本では凶悪犯罪の犯罪率は1ケタ異なる。サイコパスの比率は米国のほうがずっと高くなるはずだ。同様のことは同じアジアでも言える。例えば日本と中国を比較した場合、正式なデータではないが、中国のほうがサイコパスの比率は高くなるものと感じている。

いま、国会で出入国管理法改正案が成立の見込みだが、さらに多くの外国人が入ってくると、日本社会も大きな影響を受けることになる。日本人のように幼少のころから民主主義教育を受けている人間ばかりとも限らない。異常人格者の類型と聞いて、変わった人間を想像すると、実際のサイコパス像とはかなり異なるものになるだろう。サイコパスはむしろ人から好かれるタイプで、相手に好印象を残す能力にたけている。だから一般的には「いい奴」なのだ。だがその根底にあるのはおのれの欲望だけである。

サイコパスは自分の好きなように振る舞って、人の迷惑を考えることは全くない。

 

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