さもしさが際立った高市総理

「大量の防衛装備品の注文をもらっている。この取引を非常に喜ばしく思っている」(本日付東京)。中間選挙を来年に控え、支持者向け成果が欲しいトランプ大統領に、高市総理は十分に応えた。カザ7万人虐殺の“共犯者”でもある同大統領を「ノーベル平和賞に推薦したい」との発言まで行い、世界をあっと驚かせた。日本の新しい政治指導者がトランプのポチにすぎないことを大きく発信した瞬間だ。相手に気に入られるためならなりふりかまわない。その姿勢は客にとりついて離れないホステスそのものだ。それだけではない。本日付朝刊で最も的確な見出しを掲げたのは実はしんぶん赤旗だったが、そこには「高市首相 大軍拡を対米公約」とある。本日付産経新聞に全文掲載された「高市首相 米原子力空母での演説全文」には次のくだりがある。

 「私は決意している。今後、日本の防衛力を抜本的に強化して、この地域の平和と安定により一層、積極的に貢献していく。そのことにより、トランプ大統領とともに世界で最も偉大な同盟になった日米同盟をさらなる高みに引き上げていく」

 財政的なツケはこれから当然回って来る。来週から国会審議が始まるが、同首相は財源問題を含め、“独断”トップ外交のツケを支払わされることになるだろう。それにしても人間どうすればあそこまで卑屈な姿勢になれるのだろうか。私は「高市氏のつくり笑いが心底嫌い」と印象を述べる女性に最近多く接するようになった。“高市土下座外交”のツケを払わされるのは日本の有権者らにほかならない。

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