旧安倍派が足を引っ張る予算成立への道

いったん20日に設定された旧安倍派会計責任者の聴取の日程が決まらない。自民公明維新で高校教育無償化などに関した合意ができ、予算案修正の事務手続きが開始されても、この聴取が終わらないと衆院の予算案採決に至らないとなれば、この通常国会を邪魔しているのは旧安倍派ということになる。いまだ旧安倍派が強かった昨年10月の衆院選前には裏金問題の真相解明はほとんど十分にはなされず、重要な事実関係が不明のままとなってきた。今回、この責任者が参考人招致され、聴取されて困るのは旧安倍派の最高幹部と見られる。自分に責任が回ってくることを怖れているとしか思えない。石破首相がこの問題を根本から解決する意思をもたない限り、自民党の政治とカネの問題は終わりそうにない。微妙な局面に入ったと映る。

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