2人の党首の共通点

総選挙が終わって約半月。躍進した政党の2人の党首が共通して問題を起こして世情を賑わせている。一人は日本保守党の代表である百田尚樹氏だ。ネット番組で女性は30をすぎたら子宮摘出などの暴論を述べ、あまりにお粗末な公党党首の発言としてその暴言は海を越え、フランスやアメリカのワシントンポストにも取り上げられたようだ。一方の問題の主は国民民主党の玉木氏だ。選挙後に不倫疑惑を報道され、本人は事実関係を認めている。日本保守党はこれまで政治団体にすぎなかったものが 初めての挑戦となる総選挙で3議席(小選挙区1、比例区2)を獲得し、このほど正式な「政党」として認められた。一方の国民民主も自民党を忌避した従来保守票などが流れ、大躍進を果たし、脚光を浴びている。魔は天界に住むという言葉どおり、喜び、有頂天になった精神状態で百田代表の暴言は飛び出し、玉木氏の不倫行為も行われた。いずれも政治の最終目的を忘れ、目先の「小さな成果」に有頂天となったのか、自身を律する行動を怠った結果としか映らない。結論としていえるのは、2人に政治を変革する能力は備わっていないという現実だ。政治の魔性は、人間を狂わせてやまない。

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