自ら墓穴を掘り続ける志位執行部

日本で101年も続いている老舗政党の、建て前と本音の使い分けの乖離度がマックスに達している感がある。一つは昨年2月から3月にかけて行われた党員2人の除名問題だ。党の発展がこのままでは難しいと考えた党員が「党首公選制」などを訴えた書籍だったが、これらが同時期に出版されたことも同党にとっては「分派活動にあたる」との除名理由の一つとなっている。要するに同党にとっての不都合な主張は、自由に出版することもできないことを世の中に公言したに等しかった。平たく言えば、「賞賛は認めるが、批判は許さない」との体質を露呈したにすぎない。さらにそれを貫徹しようとする余り、ネット時代の状況変化とかみ合わない局面が随所で露呈した。その点は同じ行動がまかり通った宮本時代とは明らかに様相が異なるのだ。だがそうした情勢変化を勘案できない最高幹部の集まりとみえ、時代錯誤の「前例」を踏襲した結果、現在の混乱状態に至る。つまるところ、時代の変化を読みとれない党最高幹部らが引き起こした「現状」と結論づけられよう。その意味では、時代に取り残された組織集団(最高幹部)ということができる。同党の主張内容は一面では綺麗にみえることも多いが、党の内実は真逆ということがあまりに多すぎる。いずれも同党が政権内部に入ってはいけない政党であることを世間に自ら《可視化》しているようなもので、そのような状況を最も有り難がっているのは、実際は公安調査庁をはじめとするこの国の統制機関なのかもしれない。

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