志位和夫体制のゆらぎ

一つの政党のトップを20年以上張り続けるにはそれなりのカリスマ性が必要ということかもしれない。日本共産党の志位委員長をトップとする現体制に対し、すでに揺らぎが生じているようなのだ。京都の民主商工会のまとめ役の人物が公然と党首公選を唱えたとするような記事が全国紙に出たかと思えば、全会一致を慣習としてきた中央委員会総会でそうならなかったなど、足元を揺るがしかねない綻びが目立つ。前任の不破前議長のほうがカリスマ性は顕著であっただけに、志位委員長では「物足りない」と考える党内グループが一定数あることを示唆する。力をもっていたころのひと昔前の日本共産党なら、そのような異分子の声は一太刀のもとに成敗し、除名して体制を保ってきたともいえようが、いまはその力も中心者にはないように見える。小さな揺らぎは何ら「小さい」わけでなく、将来的には「大きな」分裂の目をはらむ。私は何度も主張しているが、同党はいい加減、“間違った宗教”にすぎない共産主義の旗を降ろし、社会民主主義政党として生きていくほうが長生きできるはずだ。そう、あなた方が過去に信じた共産主義の理想はまやかしであり、間違いであったことはすでに歴史に明白なのだ。そのことを正しく認識する「勇気」さえもてば、次の人生(生き方)も開けてくるはずだ…。

日本共産党に異変、「全会一致」にならなかった中央委員会総会 本当に真面目にやっているのか? 綻びが出てくるのも当然(1/4) | JBpress (ジェイビープレス) (ismedia.jp)

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