空手雑感 27

 こんなことを書くと頭がおかしいと思う人も出てくるかもしれないが、私は過去の世において琉球で暮らしていた人間かもしれないと強く思うようになってきた。いまから20年以上前、首里城を初めて訪れたときに感じた無性に懐かしい感情、さらに最近は沖縄文化の一つである伝統空手の取材を進めるうち、その縁の深さを強く感じるようになったからだ。100年よりもずっと前の昔々、自分の過去の姿は、現地で空手という名称がまだ存在しなかった時代に、手(ティー)に励んでいたかもしれないと妄想する昨今である。

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