女性候補最多を自慢する共産党の裏事情

本日付のしんぶん赤旗の紙面で、参院選挙の候補者(選挙区および比例区)のうち、女性候補者の擁立数が最も多いと自慢している。それによると共産党の女性候補は22人で、「全政党中、最多」と指摘している。女性候補者は立憲民主が19人、国民民主が10人、社民が5人と紹介し、「積極的に女性を擁立しているのは野党」と、野党連合のアピールも忘れない。一方の与党は、自民が12人、公明が2人という。だがもともと67年前の集団テロ行動などで日本人有権者からの信頼をいったんは完全に失墜させた日本共産党にとって、党勢浮上のために最も必要なことは、清新な印象を新たに振りまき、党へのイメージを変えることが死活問題として重要だった。ソフトイメージを強調するために、女性候補者を必然的に増やすほかなかった背景が存在する。その意味で、同党の女性候補が多いのは、過去の「殺人政党」「テロ団体」としての負のイメージを払拭するために女性が利用されただけの話だ。それでいてさも自分の党だけが女性を大事にしているといわんばかりの主張は、これもまた同党ならではの「不都合な真実」を隠しながらいいとこ取りを繰り返す、いつもながらの手法といえる。

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