「党の命運を左右する死活的意義をもつ7・8月」と煽る志位委員長

本日付の「しんぶん赤旗」は興味深い紙面となっている。まず党創立記念講演会を8月4日にオンラインで開催することを1面で告知している。例年なら創立記念日の7月15日前後に行われるものだが、総選挙に向けた党内態勢づくりを優先した結果ということだろう。ここには先の東京都議選で当選した19人全員が揃う旨を告知している。一方で4~5面では先の全国都道府県委員長会議での志位委員長と小池書記局長の発言内容が詳述されている。この7月と8月を「総選挙勝利のための正念場中の正念場」(志位)、「党の命運を左右する時期」(小池)と位置づけていることが印象的だ。特に小池書記局長は「なかでも7月が決定的に大事」と、本日から4連休のスタートダッシュの重要性を訴えている。

これまでのコロナ感染状況では現実に時の首相が解散権を行使することは難しかったと思われるが、このように会期末解散に近い事態となると、野党は完全に「備え」を行うことができる。その結果、政権与党にとってはそれだけ不利になる。共産党にとっては立憲などとの野党共闘をつくる時間的余裕が「マックス」となるからだ。

それにしても、志位委員長が自分の党を「国民の命を何よりも大切にする」と誇らしげに語っている姿は、さながら『詐欺師』同然の姿にも映る。過去に同党が計画的に殺害した2人の日本人警察官の命は、彼らにとっては「国民の命」ではなかったのだろうか。この総選挙における重要な争点として、日本共産党が過去に行った殺人行為は、同党の主張と相まってクローズアップされることになるにちがいない。

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