ウソとゴマカシで100周年に向かう日本共産党

日本共産党の虚偽主張が際立つ局面が増えてきた。党創設記念日の一昨日、記者会見した志位委員長は「99年の歴史で、国民との関係で説明がつかないような大きな誤りをしていないからだ」と党名を変えなかった理由を誇らしげに語った。昨日は同党の田村智子政策委員長が、国民民主党が「左右の全体主義」という文言で日本共産党を名指ししたことに対し、「日本共産党は一貫して自由と民主主義を求め続け、守り発展させようという立場を貫いてきた政党だ」と述べたと報じられている。だが上記の2つの発言はいずれも、大ウソと断定してよいほどの虚偽発言にほかならない。

志位氏は党名変更しないでいいくらい「大きな誤り」をしてこなかったと主張するが、1951年から52年にかけて火炎瓶製造を党員に奨励し、多くの警察官や税務署、米軍などを攻撃させ、さらに邪魔者となっていた2人の警察官を謀議して殺害した事実は、志位氏にとっては「大きな誤りではなかった」ということのようだ。罪のない公務員2人を公然と殺害しても、日本共産党の歴史にとっては“小さな出来事”ということになる。

こんな政党が権力を握れば、意に沿わない国民を殺しても、「大きな誤りではない」ということをすでに今から“公言”しているようなものではないか。

また日本共産党が民主的政党であるかのような田村政策委員長の発言も、虚偽の典型といえる主張に思える。世界で全体主義でない共産主義政権があったのなら、その実例を示してほしいものだ。その日本共産党も、かつての京都府政などでは全体主義丸出しの行動を展開した事実が残っている。

ウソとゴマカシで有権者を騙し、政権を奪取する ―― 。奪取した暁には、後は野となれ山となれ。これが20年以上同党を取材してきた私なりの、日本共産党の現実の未来図にほかならない。

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