門田隆将の犯罪的行為

最近の「週刊新潮」はそうでもなくなったが、昔の同誌はひどかった。25年ほど前のことだが、創価学会の地区部長と日蓮正宗の坊主が車両同士で交通事故を起こした際、同誌は学会側が計画的に坊主を殺害したかのように書いた。実際は地区部長の過失はゼロだった…。また、95年に東村山市議が転落死したとき、学会が計画的に殺害したかのように書いた。これも事実無根であった。さらに96年からは池田名誉会長が犯罪行為を起こしたとしてキャンペーンを張った(これも完全な事実無根がその後の裁判で確定)。これらを当時教団では「3大デマ」事件として喧伝した。このいずれのデマ報道にも主体的に関わった記者がいる。現在、門田隆将というペンネームで文章を書いている門脇護(61)という人物だ。現在、この人物はネトウヨのような言説をツイッター上などで盛んに振りまいている。新型コロナウイルスが中国で発生したことは疑う余地がないものの、英国の研究チームが武漢が最初の流行地域ではない可能性を指摘している段階であるにもかかわらず、早い時期から「武漢肺炎」「武漢肺炎」とレッテル張りを繰り返してきた。さらに最近は、米国のトランプ大統領が大統領選挙を優位に進めるために利用しているとされる武漢の研究所が人為的にウイルスを作出して振りまいたというネタに飛びつき、印象操作にいそしんでいる。いずれもまだ証拠が確定しない段階で適当な結論に結びつけるために「煽る」という行為は、週刊誌時代と何ら変わっていない。この人物は、こうしたデマ報道が重なり、週刊誌編集部にいられなくなったとされる人物だが、日本社会はあまりにも寛容なため、同じような犯罪的行為を継続して許している現状がある。

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