先日の「徒党を組む者の心理」は筆者の周辺住民への印象を記したものだが、不思議なことに、川崎市の元教団職員3人組にもそのまま当てはまる定理のようだ。私は彼らが起こしている民事裁判の傍聴取材で定期的に顔を合わせ、彼らの発言する言葉を耳にしているが、彼らが仮にたった一人であったら、このような行動をとれただろうかと考えると、ほぼ無理だと考えるほかない。その意味では集団行動によってなされている行為であることは間違いない。「群れる」ことによって初めて何らかの行動に着手できる人たちであるということだろう。
そのことは波田地(はたち)グループにも顕著にいえることだ。
現在、教団における分派活動に手を染めた例として、これらの両グループが喧伝されるようになったが、池田名誉会長の時代に反逆していった「原島・山崎」といった面々と比較すると、見れば見るほど、知れば知るほど、「小物」である。ただし反逆の方程式、反逆に至るまでに描いた同人らの「行動の軌跡」は、見事なまでに一致している。
今後も内部から生じる「反逆の軌跡」が変わることはないと思われる。要は自身の信仰の中身(内実)に関わる問題であり、公明党の政治路線など、ほとんど本質的には何の関連もしていない問題である。