地獄の国会日程が始まる

当初の外交得点など何のその、来週から地獄の国会日程が始まる。地獄と称するのは、昨年の石破内閣での国会運営と同様、政権与党にとっては“調整型”の国会運営が不可欠となるからだ。補正予算案の成立は野党の協力が不可欠であり、ほかにも議員定数削減法案、ガソリン減税、防衛増税など、課題は山積み状態だ。さらに核兵器実験を33年ぶりに表明したトランプ大統領への日本の被爆地からの反発が強まっている。この大統領に高市総理は独断で「ノーベル平和賞に推挙する」旨リップサービスを使った。日本国民はだれもそんなことを首相に託してなどいない。さらに首相が“お友達人事”で官房副長官に引き立てた奈良県選出の佐藤啓参議院議員は、裏金議員として参議院選挙の“洗礼”すら受けないまま登用されたことで、参議院側で反発が強まっている。これら一切合切が来週の予算委員会で追及されることになる。地獄の釜は、これから開いていく段階にすぎない。

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