日蓮正宗が解散勧告書を送りつけて25年  裏では妙観講幹部による「違法盗聴」が進行

25年前の今日、静岡県の日蓮正宗から創価学会に対し、解散勧告書が送られた日である。このころすでに、調査会社帝国リサーチが宣徳寺を違法に電話盗聴していた。宣徳寺の住職は、阿部日顕(当時の法主)を中心に創価学会を切るための謀議(いわゆる「C作戦」と呼ばれる)を開いた際の構成員7人のうちの一人だった。帝国リサーチに電話盗聴を依頼したのは、日蓮正宗妙観講の講頭・大草一男の側近だった男性(当時)である。この人物は、宣徳寺以外に、その年だけでも複数の対象者への盗聴依頼を同社に対して行っていた。
ところで、帝国リサーチの代表だった人物は、現在も調査会社(別会社)の経営に関わっているが、自身のブログにおいて、大草の側近だったこの男性について次のように回想している。
「WはN講と犬鳴探偵事務所の連絡係みたいな存在だった。それだけトップに信頼されていたのだろう。秘密裏に行わなければならない特殊な案件について、犬鳴と打ち合わせるために頻繁に犬鳴探偵事務所に出入した」(「福田政史の探偵日記」・2015年3月27日付)
ここで「N講」が「妙観講」を指すことは言うまでもない。「トップ」とは講頭の「大草」のことであり、「犬鳴探偵事務所」は「帝国リサーチ」のことを指している。また「W」は、当時大草の側近の立場にいた妙観講幹部の男性のことである。
大草は一連の盗聴事件裁判において、これらの盗聴事件について「知らぬ存ぜぬ」の主張内容で終始一貫してきたが、「W」氏は常に、大草の指示で行ったとこれまた一貫して主張してきた。一方、帝国リサーチの社長は、一連の裁判が終わり、ほとぼりが冷めたと思われる段階で、上記のような“回顧録”めいた日記を赤裸々に記述していたわけである。
それによると、Wは大草に信頼されていた人物であり、「秘密裏に行わなければならない特殊な案件」(=違法盗聴のことを指すと思われる)について、帝国リサーチ社長と打ち合わせるために、頻繁に帝国リサーチに出入りしていた、と“自白”している。
上記のブログ記事は、私(=柳原)が大草から訴えられた裁判で当方側から証拠として初めて提出したものだが、一般向けに公開するのはこれが初めてである。福田氏がこの日記を都合の悪いものとして、改変したり、消したりしないか、観察してみることにしよう。

【福田政史の探偵日記】 http://tantei.tda-web.com/archives/date/2015/03

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