「首相に就任して構わない」と口を滑らせた志位和夫

日本共産党が発行する月刊誌『前衛』で、小沢政治塾において志位委員長が講演した全文が掲載されていることはすでに紹介したとおりだ。その講演終了後の質疑応答で、同委員長は野党共闘の首相候補を尋ねられて、次のように答えている。

「首相候補は、やはり野党第一党の代表ということになるでしょう。そういうふうにお答えしておきたいと思います。『どうしてもやれ』、となったら私もやりますが。野党第一党の党首ということになると思います」

ここで野党第一党の党首というのは、立憲民主の枝野代表を指すのは明らかだが、問題なのは、場合によっては自分がやっても構わないと、日本共産党のトップが公言し、それを自分たちの機関誌にそのまま堂々と掲載している事実だ。歴代においてここまで思い上がった共産党委員長も珍しい。宮本顕治も、不破哲三も、冗談とはいえ、こんな軽口をたたいたことは一度もなかったはずだ。

トラックバック・ピンバックはありません

ご自分のサイトからトラックバックを送ることができます。

現在コメントは受け付けていません。