日本共産党がふれない真実

本日は日本共産党の立党98周年の記念日ということで、本日付の「しんぶん赤旗」は記念日を祝う「立党の精神をいま心に刻んで」と題する社説を掲載している。だがそこには創設の大事な事実は何も書かれていない。ソ連共産党を中心とするコミンテルン(共産主義インターナショナル)の日本支部として設立され、そのコミンテルンは1943年に瓦解したこと。中国共産党も同じ中国支部として時を同じく設立された「兄弟党」であった事実。さらに国際共産主義運動はいまや完全に破たんし、当時のコミンテルン加盟政党のほとんどがいまでは見る影もない事実などだ。すでに理論的には完全に「破綻」した旗を掲げて極東のへき地でいまも戦っている政党にすぎない。コミンテルン日本支部としてスタートした同党の「立党の精神」は、すでに現実の上では瓦解して久しい。その大事なことに一切触れず、あえて触れることすらできないままに存続する政党である。

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