新型コロナの発生は去年の夏から秋が有力に

本日付の日経朝刊が新型コロナウイルスの最初の感染者について重要な情報を提供している。中国の公式見解では昨年12月8日に武漢市で最初の感染者が確認されたということになっているが、欧米の研究機関がゲノムの変異を手掛かりに進めている解析研究によると、実際は昨年の秋、早ければ夏だったとする結果が相次いでいるという。しかもその場合は、同じ中国でも広東省などに多く見られ、実は武漢市が発生源ではなかった可能性すら浮上するという。これまでさんざん「武漢ウイルス」などと罵ってきた一部の人間にはよく聞いてもらいたい事柄だ。さらに武漢の研究所から中国が意図的、あるいは過失を伴って最初に感染を拡大させたと煽動してきた自称ジャーナリストなどもよく耳を傾けるべき事柄であろう。ゲノム解析は客観的な証拠に基づく研究結果なので、そこに特定の意図などが介在し限り、最も信頼がおける結果といえよう。こんごの真相解明に期待したい。

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